会頭挨拶・三役名簿

諏訪商工会議所　会頭　山谷 恭博

第29期も引き続き会頭を引き受けさせていただくことになりました、改めて責任の重大さに身の引き締まる思いであります。副会頭を二期務めさせて頂いた経験から会議所活動についてもある程度理解をしていた積りでおりました。しかし、いざ会頭をお引き受けし役割の違いに大いに戸惑う事になりましたが会員各位の励ましと副会頭の皆様はじめ職員の方々の協力を得て何とか28期を全うすることが出来ました、衷心より皆様に感謝申し上げます。
さて、29期の三年間は目まぐるしい変化の年になるのではないかと思っております。国内外の政治情勢の変化とそれに伴う経済情勢、価値観の多様化による生活環境の変化等今迄の考え方では解決が難しい局面が出来してくるのではないかと感じております。比較第一党の自民党総裁は経済振興を最優先課題とし中小・小規模事業者への配慮にも触れられ予算を伴った政策を実行するとの事であります。これが実行されれば概要を踏まえ広く会員各位の意見をお聞きし、各社の経営安定を期すため何が必要なのか、どの様な手を差し伸べてほしいのかを把握し行政への要望につなげたいと思います。
世論調査の結果では８０％以上の方が景気の後退を感じているとの事であります。物価の上昇に賃上げが追い付いていない事が大きな要因であろうと考えておりますが、企業実態を無視した政府主導の賃上げは中小規模事業者には限界が有ります。賃上げが出来る経済環境が整って初めて賃上げが出来るわけであり環境整備の必要性を地元行政や日本商工会議所を通じ国へ要望したいと考えております。足元では具体策として初めて事業者向けの３０％プレミアム付き商品券を企画し行政・議会の理解を得て発行に漕ぎつけ環境整備に緒を就ける事が出来ました。
交通に関する事として、フル規格のスマートインターが開通し北信や中京圏からのお客様や物流の利便性が良くなることが予想されますが課題として市内での受け入れ態勢の整備が有ります。交通対策特別委員会を中心に問題点を明らかにし行政と共に解決策を模索したいと思います。又、文化センターの改修工事も始まりました。一体改革との考えのもと上諏訪駅西口の開発整備も広く市民の意見を聞きながら方向性を決めてゆく事が求められる事になります。これも委員会を中心に会員各位の意見をお聞きし会議所としての意見を纏めてゆく事になろうかと思います。
会議所の大きな役割として産業の活性化・地域の活性化・行政への提言が挙げられます
地域の活性化の取り組みの第一弾として会議所主催の「よいてこ祭」と諏訪市より移管を受けた「高島城祭」を合体させ市民の方々の協力を募りより規模の大きなイベントとして実施すべく計画を進めて行きます。
今後とも街と地域活性化の為さらに何をすべきか会員各位、議員、職員の意見に耳を傾け三役一丸となり取り組んでまいりますので引き続きご協力の程宜しくお願い致します。